こんにちは。
前回に引き続き、キャナルガーデンに展示されている、グリーンアートの作品をご紹介いたします。
今月から早速クリスマス使用に衣替えしたキャナルガーデン。

中央には、ジャズのコンサートや着ぐるみショーが行われるイベントスペースがあり、そこを通りこしたシースルーエレベーターの前に、作品番号04番と05番の作品が展示されています。
まずは04番、松本久恵(まつもとひさえ)さんの「Green Tears(グリーン・ティアーズ)」。

「外来品種および改良品種の植物群でできた癒しの装置」というこの作品。
金色の器に水が張られた上には、瑞々しい緑色をした葉や、小さな花や実が半球体に飾られています。

さて何種類植物が植えられているでしょうか?

およそ29種類という事ですが、もっと植えられているように見えますね。
松もダリアも和洋折衷に独創的な組み合わせで、通りがかりの方もついつい足を止めて、身を乗り出して見てくださいます。

スタッフや私も毎日水やりをしながら、花が咲いているのを発見するとうれしい気分になります。
04番の隣にそびえ立つ黒い巨大の円柱は「鉢うえのプランター村」。大学院生の小牧徳満(こまきのりみつ)さんの作品です。

この黒い鉄の固まり、実は植木鉢なんです。

入り口の階段を上がるとハシゴがあり、上には穴が開いているので、顔をだすと、
いろんな種類の植物が植えられています。

植物の中に「こびと」が!

葉人(ハビト)くんです。よろしく。

苔の山に唐辛子の林。

目が合えばスタッフが手を振ってくれます。
いつもとは違ったキャナルガーデンの景色が見えて、子供にも大人にも大人気です。
中国からの観光客のおばあちゃん。

両手離ししてピースサイン。※あぶないです。
あまりに感動して踊りだしました。
大人を童心に返えらせてしまう、魔法の植木鉢。
二階の回廊やHa・Reのシースルーエレベーターからも鉢の上の様子を伺うことができますので、ぜひ違った角度からも鑑賞してみてください。
先日ギャラリートークの告知の際ご紹介しましたti/siさんの作品「前兆」。
しつこいようですが、展示場所はにしむら珈琲店の前にある階段の裏です。
神戸ビエンナーレのピンクのサインが目印です。

乾燥や高温など、植物には厳しい環境のキャナルガーデン。
二本の紅葉の葉は乾燥した場内の環境に合わなかったようで、設営時に枯れてしまいました。
しかし、三週間ほどしてから新しい芽が!
この他にもシダが渦を巻きながら頭を出したり、キノコが生えたりと、毎朝夕水やりをするたびに日々変化を発見できる作品です。
芽を出したばかりのシダ
かわいいキノコ
毒々しいキノコ
さらに最近、粘菌(ねんきん)らしき白いものも出てきました!
この作品の作家、作庭家の多田さんによると、大変珍しいそうです。
ちなみに粘菌とは、
微生物などを食べる動物的な性質と、胞子による繁殖をする植物的な性質を併せ持つ不思議な生物だそうです(ウィキペディア参照)。
無機質な建物の中に突然自然の山が現れたようなこちらの作品は、ぜひ近くでじっくり見ていただいて、発見と感動をしていただきたいです。
最後にご紹介するのが、神戸ビエンナーレ大賞受賞作品!
かもめりあから来たときに、まず一番目に見えるのが薗部秀徳(そのべひでのり)さんの「配置された木」(作品番号07番)です。
能舞台などの床板を思わせる天板。その中に一本の楓の木がすっと立っているのが見えます。
しかしこの楓の木は、 板の下に鉢が潜んでいる盆栽なのです!
「森の中では築く事のできない、木との視覚的な関わりを見る人へもたらす効果を期待したい」と薗部さん。
たった一本の木ですが、私たち見るものにいろんな想像や疑問を投げかけ、対話することになる、そんな空間を作る作品です。
細部まで見てみると、釘を使わずに組まれています。薗部さんは工芸作家です。
写真に撮っていて思いましたが、この作品、アングルを変えると全く違った表情をみせてくれます。
みなさんもオリジナルの「配置された木」を撮ってみてください!
7点の大作が無料で見られるキャナルガーデン。
巨大クリスマスツリーもお出迎えしています。
ファミリオ会場やかもめりあへ向かう途中、クレープやジェラードを食べて、休憩がてらぜひ起こしください!
【事務局 いとう】